総入れ歯のアタッチメント義歯


総入れ歯としてのアタッチメント義歯の主なタイプとしては、超小型のマグネット(磁石)を入れ歯側に取り付けて、土台側の歯にキーパーと呼ばれる磁性金属を装着し、磁力によって外れないように安定させるマグネットアタッチメント義歯があります。

土台として、小さな磁性金属を埋め込む歯根が一部でも残っている場合に可能となる総入れ歯です。

または、インプラントのフィクスチャー(人工歯根)を2本程度、歯槽骨に埋め込み、その上部に磁性金属を装着する方法も可能です。土台側に何もない場合は、アタッチメント義歯にできません。

アタッチメント義歯に使用するアタッチメントとしては磁性金属の他にボール、ロケーターがあります。

ボールはボール状の突起で、ロケーターはボタンのような留め具状で、どちらも主にインプラントに装着し、その上に総入れ歯を置いて連結させます。

ロケーターは2011年に開発された最先端アタッチメントです。

磁性金属の場合は、天然歯とインプラントのどちらにも適用できます。

 

どのアタッチメントを使うにしても、装着の違和感が少なく、安定感があり、強く噛むことができます。食べている最中に外れません。取り外しができて、簡単にお手入れできます。

 

デメリットとしては、入れ歯の支えとなる天然歯に磁性金属を埋め込む必要がある点です。

また、一般的に、総入れ歯のアタッチメント義歯は、下顎の総入れ歯に用いられます。上顎には用いません。上顎骨の奥には空洞があり、下顎骨に比べて薄いからです。上顎を覆う総入れ歯の重みで、アタッチメントを装着した天然歯やインプラントが脱落する可能性があります。

脱落させないためには、インプラントの本数を6本程度埋め込めば、上顎でも可能ですが、それはインプラント義歯の領域に入ります。

アタッチメント義歯は、保険外なので、全額自費負担となります。費用の目安は、10万~20万円になります。


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