テレスコープ入れ歯(部分入れ歯)


テレスコープ入れ歯とは、リーゲル、コーヌス(コーヌスクローネ)、レジリエンツ等の入れ歯の総称です。

ドイツで開発され、歴史のある信頼度の高い精密技術によって作られます。

どのタイプも維持装置としてのクラスプがありません。そのため入れ歯が目立つことなく、審美性に優れています。

入れ歯の留め方としては、土台になる歯の内冠と、入れ歯としての外冠を組み合わせ、嵌めこむことで、外れないように安定させます。

内冠と外冠の組み合わせ方は、タイプによって異なります。

リーゲルとは、閂(かんぬき)という意味です。リーゲル入れ歯は、レバーの小さな鍵が付いていて、レバーを手動で閉じて入れ歯を固定し、レバーを開いて入れ歯を取り外せます。

脱着は簡単に行えて、お手入れ洗浄も簡単で、装着の違和感は少ないです。

また、入れ歯の床を小さくできるメリットがあります。リーゲル入れ歯は1980年代に流行しました。

コーヌス入れ歯は、内冠と外冠がぴったり合わさる密着度で入れ歯を固定させます。ごく僅かでも隙間があると密着が弱くなるため、作製に高い技術が必要です。

リーゲル入れ歯の場合も内冠と外冠の組み合わせになりますが、密着度で固定するのではなく、レバーを締める圧力で入れ歯を固定します。

 

レジリエンツ入れ歯は、残存歯が1本~3本の場合の入れ歯です。4本以上の残存歯の場合はコーヌス入れ歯になり、0本なら総入れ歯です。

レジリエンツ入れ歯の外見は殆ど総入れ歯と似た形状ですが、歯が1本でも残っていれば、そこに内冠を作り、外冠の入れ歯を組み合わせます。

しかし大部分は歯のない粘膜に入れ歯の床を被せ、吸着させて使用しますから、残存歯への負担はさほどありません。

 

テレスコープ入れ歯は保険外で、同じく保険外のインプラントとよく比較されますが、どのタイプの入れ歯も、インプラントのような外科手術の必要がありません。

テレスコープ入れ歯の費用としては、30万~150万円と高額になります。


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