見えない矯正歯科


C矯正歯科は1960年代にアメリカから日本に導入されました。

歯の表側に金属のブラケット(個々の歯に接着)とワイヤー(個々のブラケットを繋ぐ)での矯正でした。

このワイヤー矯正は、今もスタンダードな矯正方法ですが、デメリットとして、見た目の悪さがあります。

1970年代、裏側矯正(舌側矯正)が神奈川歯科大学の藤田欣也博士によって開発されました。

表側のワイヤー矯正を歯の裏側で行うという発想で、表側と同様、ブラケットとワイヤーを使用し、外からは見えません。

これが「見えない矯正歯科」への進化の第一歩でした。

80年代にはブラケットが金属からプラスチック製へ、セラミック製へとバリエーションを持つようになりました。プラスチック製は時間経過で変色しますが、セラミック製は変色しない特長があります。

 

さらに1997年、アメリカのアライン社がインビザラインを開発しました。

これは従来のワイヤー矯正を捨て、透明のマウスピースを歯列に装着するという画期的な発明でした。

「見えない矯正歯科」の大きな第二歩目の進化となりました。

昔は、矯正歯科と言えば、歯並びの悪い子供が受けるものでした。1980年代の統計に、矯正患者の80%強が15歳以下とあります。

時代は変わり、最近では、患者の半数が成人です。

見えない矯正歯科の人気は高く、また、この分野が開拓されたことで、それまで矯正を断念していた人たちも矯正治療を行うようになりました。

例えば、モデルや俳優、客室乗務員、接客業などです。

会社の社則で、矯正装置禁止という場合もあります。しかし、見えない矯正であれば、問題ありません。

職業的に諦めていた人たちだけでなく、外見上の不自然さに抵抗強く治療を諦めていた人も多くいて、見えない矯正歯科の需要はますます増えています。


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