歯のことがよく分かるブログ

前歯の色が気になるそんな方へ


前歯の色が気になるそんな方へ

鏡の前で自分の歯の色を見たことありますか?自分の歯を鏡の前で観察してみましょう。
「歯=白い」というイメージがあると思いますが、イメージ通りの歯が鏡の前に写っていますか?

実は、歯は様々な原因で直色したり、変色したりしてしまうのです。
若い人と比べると高齢者の歯の色が黄色や茶色っぽいイメージありませんか?歯は加齢と共に色が変化していくのです。これは歯の内部の変色が原因です。

では、お茶やコーヒーをよく飲む人やタバコを吸う人の歯の色は?
歯の表面が着色してしまうことで、歯の白さが失われてしまいます。こういった原因で歯の色が気になる方にはホワイトニングがオススメです。

では、1本の歯だけが変色してしまっている場合はどうしたらいいでしょう。
神経が死んでしまった歯や神経を取る治療をした歯は黒っぽく変色してしまうことがあります。

そんな歯を白くするには、歯を削って、セラミックで治療するしかないと思っていませんか?
歯を削る前にウォ―キングブリーチをしませんか?

ウォ―キングブリーチとは?

神経を取り去った歯の中に薬剤を入れ、その歯だけをホワイトニングする方法です。

ウォーキングブリーチを直訳すると、「歩きながらの脱色」となります。なんとも意味がわからないですよね。
一般的なホワイトニングでは歯の表面に薬剤を塗ったり(オフィスホワイトニング)、専用のトレーを装着したり(ホームホワイトニング)と手間がかかりますが、ウォーキングブリーチでは薬剤を詰めてしまえば、知らず知らずの間に歯が白くなっていきます。

ちなみにウォーキングブリーチをするために歯の神経を取ることはしていません。あくまでも神経を取ってある、もしくは取らざるを得ない歯に対する処置になります。

通常のホワイトニングでは歯の外側から薬剤を浸透させていきますが、ウォーキングブリーチでは変色している部分に直接薬剤を作用させるため、比較的高い漂白効果が期待できます。

ウォーキングブリーチのメリットとデメリット

メリット

最大のメリットは歯を削らずに、歯の色を白くできることです。
薬剤を入れる部分は神経の処置で既に削られている部分を利用するため、追加で歯を削ることは基本的にありません。
また、薬剤を入れたら仮ですが蓋をしますので、ご自身で薬剤を交換するなどの手間がありません。

デメリット

ウォーキングブリーチのデメリットがいくつかあります。

まず、周りの歯と白さが調和しにくく、希望の白さを得るためには薬剤の交換回数が多くなることがあります。「元の色よりは白くなったけど、見た目がちょっと・・・」ということがあります。
漂白した白さはずっと続くわけではなく、徐々に変色が戻ることがあります。その時の状況に合わせて、再度ウォーキングブリーチを行うかどうかを担当医と相談しましょう。

過去にされた神経の処置が不適切な場合はウォーキングブリーチを始める前に改めて根の治療をやり直す必要があります。
根の治療が不十分だと、薬剤が滲み出て、痛みを生じることがあります。
そのため、すぐにウォーキングブリーチを始められないことがありますが、安全にウォーキングブリーチを行うためになります。

ただし、根の治療を十分におこなっていたとしてもウォーキングブリーチ中に痛みが出ることがあります。その際は担当医へ相談をしましょう。

ウォーキングブリーチの流れ

0) 根の治療をします

根の治療が不十分な場合、根の治療をしてからウォーキングブリーチを開始します。

1) 歯に穴を開けます

通常、根の治療をした際に開けた穴を利用するので、さらに歯を削ることは基本的にありません。

2) 薬剤をいれます

専用の薬剤を根に詰めます。

3) 穴を埋めます

薬剤が漏れ出ないよう、出入り口となる穴を封鎖します。

4) 白さの確認をします

1〜2週間後にご来院頂き、歯の色を確認します。白さが十分でない場合、薬剤を新しく交換します。
十分な白さになるまで、これを繰り返していきます。
歯の変色度合いにより、必要な回数は異なります。

5) 穴を埋めます

歯の白さが獲得できたら薬剤を取り去り、穴を埋めます。

ウォーキングブリーチの費用

当院でのウォーキングブリーチの費用は\15,000(税抜き)/本になります。
こちらの費用に薬剤交換3回分が含まれていますが、4回目以降は¥5,000/回かかります。

ウォーキングブリーチ以外の方法

ウォ―キングブリーチ以外に変色した1本の歯を白くする方法はセラミックのかぶせ物をすることです。
ただし、歯の変色が強い場合はセラミックから色が透けてしまう場合がありますので、かぶせ物をより綺麗に入れるための準備としてウォーキングブリーチをお薦めすることがあります。

症例

初診時の写真です。前歯の色が1本だけ違います。

ウォ―キングブリーチを1回目行った後の術後

まだ、色が残ったのでもう1度行いました。2回目の術後です。
最初の写真と見違えるほどきれいになりました。

ぜひ、やってみたい方はお声がけください!!