自臭症と口臭の関係
自臭症は実際にはたいした口臭ではないのに自分の口臭はひどいと思い込んで
しまうことで起こる症状です。几帳面な人、歯の神経質な人がかかりやすく、体臭
も口臭も他人にとっては気にならない程度であるケースが大半を占めます。
普段から身なりをきれいに保っている人がかかりやすい症状で、まさか自分が
臭っているとは思っていない人が、他人から「体臭・口臭」があると指摘され
ると、過敏に意識してしまい、いつまでも臭いのことを思い悩んでしまいます。
自臭症になってしまうと他人のささいな言動、行動が気になり、やがて対人
恐怖症、対外恐怖症へと進んでしまいます。自分の臭いのことが頭から離れ
なくなり、気になるところを1日に何度も洗ったり、消臭剤を過剰使用したり
と、強迫観念に襲われます。
対処法
- 自臭症の対処としては、口臭を正しく理解することが大切です。どんなに健康な人、きれいな人でも多かれ少なかれ口臭は発生しています。臭いは有って当たり前という開き直りをもつ必要があります。
- 自臭症は精神疾患の一種なので、心理療法や薬物療法が行われます。また、口臭外来という口臭専門の診療科があります。口臭外来では先ず口臭の強さを機械等を使って臭いの分析をしてくれます。口臭の原因を調べてくれ、自分にあった治療法をアドバイスしてくれます。
- 尿検査など様々な検査をし、口臭をグラフなどを示していき、データを元に口臭の原因を突き止めます。その後、カウンセリングを中心とした、生活習慣の改善や食習慣の改善を指導してもらえます。
- 口臭があるが、自分で何をやっていいのかわからない人、また口臭対策をやっているが効果がないと思っている方は、一人で悶々と悩まず、気軽な気持ちで専門医に診てもらうことをおすすめします。