叢生は、歯並びが凸凹で重なり、乱杭歯とも言います。
八重歯も叢生です。主な原因は、顎か狭いためで、
綺麗な歯列になるためのスペースが乏しいのです。
歯と歯の隙間の歯磨きに手間がかかり、
注意していても食べ滓が詰まりやすいため、
炎症を起こしやすいです。
上顎前突、いわゆる出っ歯です。
上顎の歯全体が前に出る場合や、上の中央の前歯だけが
前に傾斜する場合等があります。
下顎前突、いわゆる受け口です。
出っ歯の反対で、上顎よりも下顎が前に出ます。
サ行やタ行の発音が不完全になる場合があります。
開咬では、奥歯は噛み合っているが、
前歯上下各4本位が噛み合わずに離れてて、口の中央に空隙がある状態です。
だから、前歯で食べ物を噛み切ることができません。
出っ歯や受け口も前歯でのかみ合わせが難しいけれど、
顎をスライドすれば上下接触する場合もあります。
開咬の前歯は、上下で接触することは困難です。
過蓋咬合は、上の歯列が下の歯列を覆い、下の歯列が見えないような状態です。
食べ物を噛むことだけでなく、飲み込むことも困難な場合があります。
空隙歯列は、歯と歯の隙間が異常に大きい歯並びです。
上顎前歯に隙間がある場合を特に正中離開と呼びます。いわゆる「すきっ歯」です。
前歯の隙間は笑うと目立ち、見た目のコンプレックスを持つ方が多いです。
これらの不正咬合の主な原因としては、
出っ歯の場合、上顎骨の成長過多や下顎骨の成長不足、幼少時の指しゃぶりが考えられます。
開咬の場合は、指しゃぶりの他、舌を突き出す癖、口呼吸が原因とも考えられています。
口呼吸とは、鼻で吸って鼻で吐く通常の呼吸と異なり、口で吸って口で吐く呼吸です。
慢性的な鼻炎から口呼吸が習癖になる人も多いです。
空隙歯列の場合は、歯が小さい、歯の数が少ない、顎が大きい等の原因があります。