| 基本情報 |
|---|
| 55歳女性 |
| 主訴:右下の歯茎が腫れる |
| 全身的既往歴:特記事項なし |
| 歯科的既往歴:左上に10年ほど前にインプラント治療を行ったことがある。 |
虫歯はレントゲンで黒く写ります。かぶせ物の下で虫歯が進行してしまっています。
かぶせ物を外して虫歯の状態を確認しました。
術前CT検査。手前と奥の根の間に十分な骨が認められ、また下顎管(神経)との位置関係も問題がなかったため、抜歯即時インプラントの適応と判断しました。
歯を抜いた状態です。抜歯即時インプラントでは、残っている骨を傷つけないように抜歯をすることが最も重要な点です。
インプラントを埋入した状態です。
インプラントは歯よりも径が細いため、抜歯即時インプラントでは、抜歯した部分とインプラントとの間に隙間が生じてしまいます。そのスペースに骨補填剤(本手術では牛骨由来の材料)を填入します。
填入した人工骨の流出防止、埋入したインプラントの汚染防止を目的に、傷口の大きさにピッタリ合う蓋(シーリングソケットアバットメント: SSA)をその場で製作・装着して手術は終了です。
右下第一大臼歯を抜歯し、同時にインプラント体を埋入しました。
レントゲンを撮影したところ、インプラントと骨の結合に問題はありませんでした。
口腔内の状態です。歯ぐきに腫れはなく、とても良好な状態でした。
| インプラント診断料 | 55,000円 |
|---|---|
| インプラント埋入費用 | 165,000円 |
| 抜歯即時加算 | 110,000円 (抜歯、骨補填剤、SSAの費用) |
| 仮歯代 | 55,000円 |
| 上部構造物(ジルコニア、アバットメント費用含む) | 187,000円 |
| 合計 | 572,000円 2000年3月時点 |