歯が折れたり、虫歯や歯周病で抜歯しなくてはならない場合や、歯胚が作られないために歯が発生しない先天性歯牙欠損がある場合に有効です。
インプラントインプラント体と呼ばれる骨に埋めるねじはチタンで出来ています。チタンは生体親和性が良い金属のため、骨と結合することが明らかにされています。
チタン製の人工歯根(インプラント体)を埋入し、その上に人工のかぶせ物(上部構造物)を被せます。なお、上部構造物の素材はジルコニアやセラミックを使用しています。
人工歯根(インプラント体)を埋入したあと、最終的にその上に被せる人工のかぶせ物のことを上部構造といいます。
インプラント体を埋め込むために必要な骨が不足している場合、足りない部分を人工の骨で補う方法のことです。
骨に人工の歯根を埋め、かぶせ物を被せる治療法なので、ブリッジや入れ歯と異なり、健康な歯を削ることなく治療することができ、自分の歯と同じような見た目で自然に噛むことができます。
また、入れ歯の支えとしての応用する方法もあり、インプラント治療には多くのメリットがあります。
3大デメリットとして、外科的な手術が必要になること、自費診療なので費用が高くなること、治療期間が長くなることと考えています。
基本料金は40万~になります。基本料金には検査料、手術代、仮歯代、上部構造物(ジルコニア)代が含まれています。骨が不足している場合などでは別途費用が必要になります。
インプラントの治療費インプラントをするにあったって、まず検査が必要になります。検査をしたのちインプラント1次手術(インプラント体の埋入や骨造成)、インプラントと骨が結合してから2次手術、仮歯の型取りと装着、その後最終的な上部構造の型取りと装着…とインプラントの治療は1日で終わることはありません。
1次手術ではインプラントと骨が結合するまで下顎では2〜3ヶ月、上顎では3〜4ヶ月が目安となり、基本的には始めの診療から完了まで3ヶ月から1年近くの期間が必要となります。
また骨造成(骨を増やす手術)をした場合には、骨が定着するまでの期間としてさらに3カ月から6か月の期間が必要となります。
この補助手術にもいくつかの種類があり、手術の方法によって期間が変わります。 ご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください。
インプラントの手術には無切開、無剥離でおこなうフラップレス術という術式があります。 CT撮影によるデータで術前にコンピュータシュミレーションをして、埋入位置を決めてから、手術をする為、手術中や術後の腫れ、痛み、出血がほとんどない痛みにい配慮した治療です。
また、他の術式で行う場合にも、局所麻酔薬だけではなく、腕から点滴で鎮静剤を入れながら手術を行う静脈内沈静法や笑気ガスを吸入する笑気ガス鎮静法などで、痛みを感じないですむ方法を用いる場合もあります。
できないわけではありませんが、喫煙は血流や傷の治りを悪くするため、手術の成功率が下がります。
また、インプラント治療が終了した後のトラブルも生じやすくなりますので、インプラント治療をするようでしたら、禁煙していただくようお伝えしています。
成長途中の子供にインプラント治療はしません。
歯は骨の成長とともに動きますが、インプラントは顎の骨に結合するため、骨が成長しても動きません。もし、成長中の子供にインプラントをすると、成長に伴い見た目やかみ合わせに重大な支障が生じます。
そのため、インプラント治療は骨の成長が止まる20歳以降から可能です。
骨が足りない部分を人工の骨で補い、骨造成をしてから、インプラント体を埋入することもできます。
ただしこれはほとんどの場合、補助の手術によって、解決することができます。また、顎の骨量が足りなくてもインプラントを埋め込むことのできる術式もあります。
静脈内鎮静法で安心して手術を行う事ができます。静脈内鎮静法とは点滴で麻酔薬を投与することで、緊張感を感じることなく「うとうと」している間に、インプラント手術を行うことができます。手術のことは何も覚えていないと言われる方がほとんどです。
全身麻酔とは違い入院も必要なく、術後麻酔が切れてくるまで1時間程お席で休んでいただければ帰宅が可能です。インプラントだけでなく、嘔吐反射の強い方の治療や、親知らずの抜歯に対して恐怖心が強い方なども可能です。
しかし、自由診療となり別途費用がかかります。