そもそもむし歯ができる要因は4つあります。
これらのバランスが崩れると、歯磨きをしていてもむし歯になってしまうのです。
フッ素は歯の石灰化を促進します。初期むし歯であれば、フッ素の効果により歯の修復が可能です。
初期むし歯とは、穴が開く手前の状態です。穴が空いてしまったむし歯はフッ素の力では治りません。
症状は無くても、むし歯は進行します。むし歯は歯の内部で広がりやすいため、症状が出にくい場合があります。
症状がないからと言って治療を後回しすると、治療が複雑になる可能性があります。
虫歯の箇所を削り取り、虫歯が浅ければCR(コンポジットレジン)と呼ばれる光で固まる樹脂を削った部分に詰めます。
一方で虫歯が深い場合は、型取りをして、つめ物を作ります。つめ物が出来るまでの間は仮蓋をします。2回目に出来上がったつめ物をつけて治療は完了します。
ただし、虫歯がとても深かった場合は型取りをすぐにせず、一度歯の神経を保護する薬を置いて痛みが出ないかどうか様子を見ます。この場合治療回数は一回増えます。
むし歯の治療をした歯には歯が残っていますので、むし歯になります。
そして、むし歯の治療をした歯にはつめ物がされていますが、時間の経過とともに歯とつめ物の間に隙間ができることがあります。すると、その間からむし歯が進行します。
銀歯は保険診療で認められた治療方法になります。メリットとしては強度があり、安価で治すことができます。
その一方で、銀歯は口の中で腐食しやすい、汚れやプラークが付着しやすいので再びむし歯になりやすい、見た目が悪いといったデメリットが挙げられます。
銀歯以外にも治療方法はありますので、担当医とご相談いただき、患者様に最良な治療法をご選択ください。
長持ちします。セラミックは腐食することがなく、また汚れやプラークが付着しにくいのが特徴です。
また、セラミックとエナメル質の接着は強固なため、銀歯と異なり、隙間からむし歯になるリスクは低くなります。
あります。当院では光学印象といって、カメラで口の中を撮影する事でつめ物を製作することが可能になりました。
虫歯の取り残しではありません。歯を削った部分と歯の歯の神経との距離が近くなるため、冷たいものがしみることがあります。特に熱伝導の良い銀歯では熱刺激が歯の神経に伝わりやすいので、しみやすくなります。
通常、時間の経過とともに症状は和らいでいきますが、症状が長引く場合は担当医にご相談ください。
症状がなかったとしても、歯の神経はむし歯の影響を受けています。深い虫歯ほど、治療の刺激により一時的に症状が出現することがあります。
また、詰めた材料の刺激により歯の神経が過敏になり、痛みが出ることがあります。
通常、時間の経過とともに症状は和らいでいきますが、症状が長引く場合は担当医にご相談ください。