健康で豊かに生活するための基本は、毎日おいしくごはんが食べられること。そのために大切なのが歯の健康です。
生涯にわたって、健康な歯でいられる生活習慣の基礎をつくるのは
乳幼児期です。
小児歯科とは、歯が生えてから、おおよそ13歳〜14歳くらいの永久歯がはえそろうまでが対象となります。
まず乳歯が生えてきて、それから永久歯への交換がはじまります。
大人と比べて、とても虫歯になりやすい時期になりますので、
注意が必要です。
お口の中のトラブルも、大人が起こりやすいトラブルとは異なりますので、
保護者はお子さんのお口の状況を判断できないこともあります。
何か不安なこと、相談したいことがある場合は、すぐに受診をしましょう。
小児でよくある相談は、緊急を要するものでは、「歯をぶつけてしまった」「痛みがあるがどうしたらいいか」などです。
歯をぶつけてしまった場合は、出血の有無にかかわらず、必ずすぐに受診をしましょう。
見た目は正常でも、中の歯の神経に影響がでている場合もあります。
歯をぶつけて、グラグラと歯が動いてしまっている場合も同様です。
歯を保存できる可能性がありますので、早めに受診をすると良いでしょう。
まれに、歯をぶつけてしまい、そのまま歯が抜け落ちてしまうことがあります。痛みがある場合も、まずは受診をしましょう。
虫歯が進行している場合に痛みがでることがあります。
また、乳歯が抜ける時に痛みがある場合もありますし、永久歯が生えてくる場合に痛みがある場合もあります。
その他に、口の中に口内炎などができて痛い場合や、歯と歯の間にものが詰まって痛い場合があります。
子どもが歯の痛みを訴えるときには、どこが痛いのかはっきりとわからないことがあります。
痛みがある箇所を、的確に伝えるのは、なかなか難しいことです。
何回か痛みを訴える場合は、きちんと歯医者さんに診てもらうようにしましょう。