インプラントに手術に備えて行われる検査には次のようなものがあります。
口腔内検査、う蝕検査、歯周検査)
虫歯や歯周病がないかどうかを検査します。
虫歯や歯周病を治療しないでインプラントの治療を行うと、インプラントは歯周病菌に非常に弱いため、歯周病が進行し、インプラントが取れてしまう場合があります。
唾液検査)
唾液の状態から、口腔内細菌を検出し、虫歯や歯周病の危険性がないかを検査します。
レントゲン検査)
全顎総覧撮影用X線装置「パノラマ」
顎骨、歯、鼻腔など、全体像を確認する為に撮影します。
口内法撮影用X線装置「デンタル」
口腔内を10~18のブロックに分けて、歯の細部の状況を確認する為に撮影します。
歯科用CT)
口腔内の状態を3Dで立体的にみる為に撮影します。
撮影したデータをコンピュータに送ると、正確な骨の厚みや強度、神経や血管の位置を把握できます。
また、CT検査のデータを元にして、インプラントを埋入する位置を決定し、身体的に負担の少ない手術にすることができます。
血液検査)
糖尿病や高血圧症など治療の障害となる持病を把握するためおこないます。
服用中の薬に対する聞き取り)
降圧剤を服用している場合、副作用で歯肉炎になりやすいので注意が必要です。
骨粗しょう症の場合は、インプラントが骨と結合しないことがあります。
また、骨粗しょう症の治療薬のビスホスホネートを服用中はインプラント治療ができません。
ペリオテスト)
このテストは、埋め込んだインプラントが、顎骨としっかり結合しているかどうかを確認するための検査で、インプラント埋入手術の後や、定期検診時におこなわれます。