予防歯科を始める時期はいつから?

  1. はじめに
  2. 予防歯科を始める時期
  3. 予防歯科とそのメリット
  4. 予防歯科は乳幼児期からのスタート
  5. 永久歯が生え始める学童期
  6. 子どもから大人へ変わる思春期
  7. 大人になっても予防歯科は重要
  8. まとめ

はじめに

「予防歯科を始める時期はいつから?」「タイミングはあるの?」このように考えていませんか?
予防歯科は虫歯などの口腔疾患になる前に、未然に防ぐための取り組みです。子どもの歯を守るために、適切な時期に予防歯科を始めたいと考えている方も多いのではないでしょうか。

本記事では予防歯科を始める時期や、成長に合わせた予防歯科の取り組みについて紹介しています。是非とも参考にしてください。

予防歯科を始める時期

歯が生え始めた生後6ヵ月頃から予防歯科を始められます。予防歯科の内容は、年齢と歯の成長に合わせた適切なケアを進めることが大切です。

予防歯科を始めるのに遅いことはなく、いつからでも始められます。乳幼児期や学童期に予防歯科をしていなかったとしても、予防歯科に取り組もうと考えたときから、すぐに始めましょう。

子供の虫歯の特徴!注意点・予防方法

動画で見る:予防歯科を始めるタイミングはいつ?

予防歯科とそのメリット

予防歯科は、健康な歯を長期間にわたって維持することを目的としています。予防歯科を継続するとお口の中の衛生状態を保ち、年齢に応じた適切なケアで効果を得られます。

予防歯科がもたらすメリットは多岐にわたります。健康な歯を長く維持すると将来的に歯のトラブルに対処する必要性を減少させ、虫歯や歯周病による痛みや口臭などの不快感を軽減できます。治療費や時間も少なく済むでしょう。

お口の中の健康状態は全身にも影響し、心臓病や糖尿病などのリスクを軽減する助けにもなります。

予防歯科は乳幼児期からのスタート

生後6ヵ月〜2、3歳の時期は、乳歯が生え始め乳歯の本数が増えていきます。乳歯は歯の表面の硬い層(エナメル質)が柔らかいため虫歯になりやすいことが特徴です。日常的な自宅でのケアがとても大切ですが、歯科クリニックで定期的に検診と予防処置を受けましょう。

乳歯の虫歯予防

乳幼児期の自宅での予防歯科

歯が生え始めたらガーゼで優しく歯を拭いましょう。慣れてきたら乳児用の歯ブラシを使用して優しく歯を磨きます。

虫歯のリスクが高まる糖分を含む食べ物や飲み物にも注意が必要です。虫歯菌は、糖分をエサにして酸を作り、歯を溶かします。糖分を含んだジュースを与え続けるとお口の中に糖分が残り続け、虫歯のリスクが高まります。水やお茶での水分補給やジュースは、時間を決めて与えるとよいでしょう。

乳幼児期の歯科クリニックでの予防歯科

歯科クリニックでは、お口の中の状況を確認します。お口の清掃状態や虫歯の有無、歯並び、お口の中の粘膜や舌などを診ます。また、1〜1歳半頃からフッ素塗布を始めるとよいでしょう。フッ素は虫歯になりにくい強い歯を作り、虫歯の原因である酸を抑える働きもあります。

乳幼児時期から歯科クリニックへ通い始め、慣らしていくことも大切です。定期的に受診することで歯科クリニックが怖いなどのネガティブなイメージを持たずに通えるようになります。

永久歯が生え始める学童期

個人差はありますが、6歳ごろに永久歯が生え始めます。乳歯から永久歯へ移行する学童期(6〜12歳)は虫歯になりやすく、かみ合わせに影響を及ぼすことがあるため、適切なケアが必要です。

学童期の自宅での予防歯科

学童期では自分で歯磨きを行うようになります。適切な歯磨きが行えるよう、歯磨きの方法を教えることや子どもが自分で歯磨きできるようにサポートしましょう。

また、仕上げ磨きはとても大切です。子どもが自分で歯磨きできるようになったとしても、必ず磨き残しがあります。仕上げ磨きの際、フロスやタフトブラシなどのデンタルケアグッズも併用するとよりきれいに汚れを除去できます。

特に永久歯が生えかけているときの歯には、汚れが溜まりやすいので虫歯のリスクが高まります。歯ブラシが当たりにくいので、タフトブラシで丁寧に磨くことをおすすめします。虫歯のリスクを下げるためにも、仕上げ磨きは毎回行うとよいでしょう。

学童期になると甘いおやつなどの摂取が増えるため、糖分の多い食べ物や飲み物に気をつけることや、ダラダラ食べないよう時間を決めるなどの注意が必要です。

学童期の歯科クリニックでの予防歯科

予防歯科として、歯の掃除やフッ素塗布、シーラント、歯磨き指導があります。シーラントとは、虫歯になりにくいように奥歯の溝が深い部分をプラスチック素材で埋めて、歯の表面を平らにする処置です。奥歯の表面は複雑な形状をしており、歯ブラシが届きにくく磨き残しやすい部分なので虫歯のリスクが高くなります。シーラントを施すことで、虫歯のリスクを低減できます。

自分で歯磨きをするようになる時期に、プロによる歯磨き指導を受けると楽しく正しい磨き方を学べます。同時にお母さんやお父さんも仕上げ磨きの方法なども学べ、日常的なケアの助けになります。デンタルケアグッズなどもアドバイスを受けるとよいでしょう。

学童期になると歯並びに関する問題に直面することがあります。定期的に歯科クリニックを訪れるとその問題に早く気付くことができます。歯列矯正が必要な場合は、適切なタイミングや方法などを相談し必要に応じて検討しましょう。

乳歯(小児歯科)の生え変わり

子どもから大人へ変わる思春期

12〜18歳までの思春期では、永久歯の生え変わりが進み、個人差はありますが15歳頃に親知らずを除く永久歯が生え揃います。
思春期では、部活や受験などさまざまな環境の変化や影響で生活習慣が変化します。虫歯や歯周病のリスクが高まるので、適切な予防歯科を進めましょう。

思春期の自宅での予防歯科

適切な歯磨きを継続して行います。特に永久歯が生え揃う頃からは、虫歯のリスクが高い奥歯までしっかり磨くことが重要です。歯と歯は虫歯のリスクが高いため、フロスの使用も習慣化するとよいでしょう。

虫歯予防のためには、糖分を控えることが大切ですが、思春期では甘いおやつや飲み物への欲求が高まることがあるので、適度な制限を心がけましょう。また寝る時間が遅くなるなど、生活習慣が乱れてしまうこともあるため、規則正しい生活習慣が重要です。

思春期の歯科クリニックでの予防歯科

歯と歯ぐきの健康状態のチェックや歯の掃除、フッ素塗布、歯磨き指導を行います。毎日丁寧に歯磨きしていても汚れは落としきれないため、定期的にプロによるお口の中の清掃を行い虫歯のリスクを低減します。歯磨きの方法に独自の癖ができてしまうこともあるので、指導によって適切な歯磨きを学ぶことが大切です。

大人になっても予防歯科は重要

成人期になると歯の成長は完了し、歯と歯ぐきの健康を維持する必要があります。虫歯だけではなく歯周病のリスクも高まるため、予防歯科は欠かせません。自分で行う適切な歯磨きと歯科クリニックで行うクリーニングを両立して取り組みましょう。

予防歯科を長期的に取り組むことで、健康な歯を長期間にわたって維持できます。

歯のクリーニング

まとめ

予防歯科は、歯が生え始めた生後6ヵ月頃から始められます。歯が生え始めたら予防歯科はいつからでも始められるため、予防歯科を始めたいと思ったときにすぐにスタートしましょう。

予防歯科は、成長に応じた適切な歯磨きと歯科クリニックでの予防処置でお口の中の健康を保ちます。

虫歯で痛みが出てから歯科クリニックへ行くと、虫歯はすでに進行しています。痛みが出てから歯科クリニックへ行くのではなく、予防歯科で虫歯を未然に防いでいくことが重要です。

予防歯科について、まずはお気軽にご相談ください。

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