入れ歯で後悔しないために!

そもそもですが、歯を失わなければ入れ歯にはなりません。まずは歯を失うとどうなるかを知っていただきたいです。

また、入れ歯は道具としての限界もありますし、使いこなすコツもあります。その特徴を知ることで入れ歯に対する理解が深まると思います。
そして、最も重要なことは歯医者選びかもしれません。歯医者にも専門があります。

虫歯が得意な先生、歯周病を専門としている先生、そして入れ歯に精通している先生などなど。
しっかり噛める、満足度の高い入れ歯を作るためには、入れ歯に長けている歯科医院を選ぶ必要があります。

目次

  1. 歯を失うということ
  2. 入れ歯の特徴を知ろう!
  3. 入れ歯を使いこなすには
  4. 入れ歯専門の歯科医院とは?
  5. Q&A

歯を失うということ

見た目が悪くなる

前歯1本失ったら、そりゃ見た目が悪くなりますよね。また、多くの歯を失うと老けた顔つきになります。

食べられなくなる

歯がなければ噛むことができません。噛めないと、低栄養状態となり、健康を損います。

喋りにくくなる

息が漏れてしまい、上手く喋れなくなります。

歯並びが悪くなる

歯を失うと、その隙間に歯が動いてしまいます。
長期間放置すると歯並びが悪くなり、噛み合わせに問題が生じることがあります。

認知症のリスクが増える

歯を失うと脳血流量が減るため、認知症のリスクが増えると言われています。
(歯周病でも認知症のリスクは増えるため、歯が残っていればいいというわけではありません)

入れ歯の特徴を知ろう!

1.)入れ歯は取り外せる装置です

取り外せる装置のデメリットは使用中に外れたり、ぐらついたりすることです。
取り外せるため、「絶対」に外れないようにとは出来ませんが、入れ歯の噛み合わせやデザインによって最小限にすることは可能です。取り外せる装置のメリットは清掃が容易な点です。

2.)噛む力を歯ぐきで支えます

歯ぐきは強い力に耐えられるようには出来ていません。そのため、入れ歯では歯ぐきが痛みを感じない範囲の力しか発揮できません。なお、歯ぐきが痩せれば痩せるほど、力に耐えられなくなります。
また、入れ歯の大きさによっても噛む力は変わります。小さい入れ歯では、単位面積あたりに加わる力が大きくなるため、痛みを感じやすいです。だからと言って、入れ歯を大きくすれば異物感が大きくない、外れやすくなります。

3.)異物感はあります

入れ歯は安定させるために口の中を覆う必要があります。部分入れ歯ではバネが歯にかかりますので、歯が出っ張ります。
また、歯がない状態を長期間放置していた場合、舌が大きくなりますので、入れ歯を装着した際の異物感はより大きくなります。
異物感を感じにくいように配慮して入れ歯を製作しても、このような理由で異物感が全くない入れ歯を作ることは難しいといえます。

4.)入れ歯の形は変わりません

入れ歯の形は変わりませんが、体が変化します。そのため、調子良く使えていた入れ歯であっても、しばらくすると外れやすくなったり、入れ歯と歯ぐきの間に食べカスが入りやすくなったりします。
これは入れ歯を使っている以上、避けられないことなのです。その体の変化に応じて、入れ歯を修理したり、状況によっては作り直しが必要になります。

入れ歯を
使いこなすためには

歯を失うことは、いわば手や足を失うことと同じです。手を失えば「義手」を、足を失えば「義足」を作りますよね。義手や義足を最初から使いこなせる人がいるでしょうか?
難しいことが容易に想像できると思います。使いこなすためには、リハビリが必要です。
では入れ歯はどうでしょう。入れ歯は「義歯」と言います。義手や義足と同じです。最初から上手く使える方はいらっしゃいません。程度に差はありますが、リハビリが必要になります。

新しく入れ歯を装着すると、口の中の環境が大きく変化するため、当然ですが、少しずつ慣らす必要があります。ただ、違和感・異物感の原因が「不慣れ」だから、で片付けてはいけません。
お口の中はとても敏感ですから、ちょっとした調整で、ずっと楽になることがあります。
「慣れるまで我慢しよう」ではなく、気になることは担当医に伝えましょう。それが入れ歯に慣れるポイントになります。

入れ歯専門の
歯科医院とは?

オーダーのスーツは採寸をして、生地・ボタン・裏地などを選び、時間をかけて作ります。お店にもよると思いますが、出来上がるのに1ヶ月以上かかるのが普通でしょう。
では、既製品のスーツはどうでしょうか。裾の長さを直したり、ちょっとした手直しをしたりはしますが、オーダースーツのようにご自分にピッタリとは言えませんよね。
入れ歯も同じです!入れ歯って実に奥が深いんです。年齢、性別、骨格、筋力、姿勢、歯の残り方、歯の失い方、癖などを総合的に診査をしてから作らなければ、よく噛めるピッタリした入れ歯を作ることはできないと考えています。
「入れ歯を作りましょう!」と、すぐに型を採って、技工士がちゃっちゃと作る入れ歯では、ご自分にピッタリの入れ歯にはなかなかならないと思います。
専門とは「こだわり」だと思います。入れ歯専門の歯科医院は、やはり入れ歯に対するこだわりがあります。入れ歯で後悔しないためには、入れ歯にこだわりをもった歯科医院選びが大事ですね。

Q&A

Q.入れ歯だと硬いものが
食べられないのは当たり前ですか?

A.入れ歯でも煎餅やビーナッツなど硬いものは食べることはできます。
ただし、入れ歯での限界もありますので、インプラントを併用すると、噛む力をより強くすることができます。

Q.入れ歯だとバレない入れ歯はありませんか?

A.あります。金属ではないバネを用いたり、アタッチメントを用いれば、見た目の良い入れ歯になります。

Q.部分入れ歯にしたら、他の歯がどんどんダメになりますか?

A.物理的に強度不足の入れ歯を使用する場合、メンテナンスを怠っている場合では他の歯への負担が大きくなります。

Q.入れ歯がグラついて、
まともに食事ができません。
入れ歯とは、このようなものですか?

A.グラつく原因にもよりますが、原理原則に則って製作した入れ歯は比較的安定することが多いです。

まとめ

見た目を綺麗にしたい。よく噛めるようになりたい。入れ歯だからこその想いではないでしょうか。
だからこそ、オーダーメイドでの入れ歯作りが重要なのです。入れ歯だからと諦めず、入れ歯だからこそ、こだわって入れ歯を作りましょう。

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