プラークコントロールとは、口の中の環境を整え、
虫歯の予防、進行の抑制をすることをいいます。
ただ単に「歯みがきをする」ことだけが
プラークコントロールではありません。
虫歯の原因となるプラーク(歯垢)を、
減らす方向にコントロールするという意味をもっています。
もちろん歯みがきは自宅で簡単にできる、
プラークコントロールですので、とても大切です。
歯みがき以外のプラークコントロール方法は次の3つです。
不規則な食事回数や間食などは、口の中を虫歯になりやすい酸性の環境にします。
規則正しい食生活で、虫歯になりにくい口腔内環境をつくりましょう。
虫歯を放ったままにしておくと、そこがプラーク(細菌)の住みかとなります。
虫歯の進行が進むだけでなく、他の虫歯でない歯にも影響しますので、虫歯の治療は早めにおこないましょう。
毎日の歯みがきはもちろん大切ですが、自分では除去しきれない汚れを歯科医院で除去してもらいましょう。
例えば歯石は、プラークが石灰化したもので、歯ブラシでは除去できません。
専門の器械を使って除去し、歯の表面をツルツルにしてもらいましょう。
そして、大切な歯みがきですが、歯みがき方法に自信はありますか?
“みがいているつもり”になっているのは危険です。しっかりとプラークを除去できるよう、歯みがき上手になりましょう。
歯の中でプラークがたまっているのは、歯と歯の間、歯と歯ぐきの間、奥歯の溝です。
この3箇所を意識して歯みがきをしましょう。
歯みがきの基本は、まず歯ブラシを、鉛筆を持つように軽く持ちます。
力まかせにみがいてもきれいにはなりません。
そして、そのままやさしい力で横に小刻みに動かします。
歯と歯ぐきの間を意識して、1箇所につき、30回くらい振動させるつもりで、歯1本〜1本半くらいずつ動かしていきます。
全体を一周みがいたら、仕上げに歯間ブラシや、デンタルフロス、糸ようじなどの、
歯間清掃用具を使うようにするとよいでしょう。
適切な使用方法は、歯科医院で清掃方法の指導を1度受けることをおすすめします。
これらのプラークコントロールで、虫歯になりにくい口腔内環境をつくっていきましょう