CASE09 義歯(入れ歯)症例

義歯症例

※2021年4月現在の価格です。詳しくはお問い合わせください。
基本情報
60代女性
初診日:2014年10月
主訴:入歯が合わず、噛めない
全身的既往歴:高脂血症
歯の喪失理由:むし歯・歯周病

初診時口腔内写真

義歯無し

上顎は全ての歯、下顎は奥歯が失われていました。 左下犬歯はむし歯で根だけの状態になっていました。 右下犬歯は歯周病によりグラつき、位置がズレていました。

義歯有り

上顎の総入れ歯はすり減って穴が空いていました。 下顎の部分入れ歯はグラついている歯で支えられていたため、噛むたびに入れ歯も歯も動いていました。

初診時検査結果

4mm以上の歯周ポケットが多く、歯ぐきの炎症が強い状態でした。左下犬歯は根尖病変(根の先が膿んでいる)が認められました。

Problem List

● 重度歯周炎 ● 進行したむし歯(左下3番) ● 軽度フラビーガム(上顎前歯部の歯ぐきがブヨブヨした状態) ● 左側の顎関節症(開閉口時クリック)

Treatment Plan

● 歯周病初期治療 ● 仮歯(右下3〜左下3番)、治療用部分入れ歯の装着 ● 歯冠長延長術(右下3〜左下3番) ● 根管治療(左下3番) ● 連結メタルボンドクラウン(右下3〜左下3番) ● 下顎金属床部分入れ歯 ● 上顎レジン床総入れ歯

治療計画を立案する上で考慮した点

「左下3番は残す?抜く?」 犬歯はその形、位置関係、クラスプを設定した際の見た目といった観点から部分入れ歯を作る上で残したい歯です。 虫歯が深くまで進行していましたが、今回は以下の2点から残すこと選択しました。 1)他の歯が外科的歯周病治療の必要性があり、動きを抑えるためにはクラウンによる連結固定が必要になること、 2)上顎が総入れ歯であり、噛む力が強くかからないこと

この犬歯を残すリスク

  • 根が短いため歯根が割れるリスクがある
  • 連結クラウンの製作工程が煩雑になる

歯周外科(歯冠長延長術)

歯周病が進行し、歯を支えていた骨が凸凹でしたので、骨を削り平坦にしました。 骨を削った後は歯ぐきを根の方向へ移動させ縫合をしました。 なお、歯ぐきが治るまでの間に左下3番の根管治療を行いました。

歯冠長延長術のリスク

  • 神経のある歯では染みることがあります。
  • 術後は痛みや腫れが出ることがあります。
  • 歯の揺れが大きくなる。
  • 治療期間が長くなる。(本症例では手術後5ヶ月でクラウンの製作を開始しました)

根管治療のリスク

  • 術後に腫れや痛みが生じることがある。
  • 根の中が削るため、根が薄くなり、割れるリスクが高くなる。

下顎前歯部クラウン製作(メタルボンド)

歯周病が改善した歯冠長延長術の5ヶ月後よりクラウンの製作を開始しました。 メタルボンドは金属のフレームの上にセラミックを盛り付けます。 本症例では全ての歯が揺れ、本数が多かったため、金属のフレームを1本ずつ作り、口の中で位置決めをし、それらを溶接して連結のフレームを作りました。この一手間が適合精度を上げることになります。 術前と術後の状態です。歯冠長延長術を行ったため歯の長さが長くなっています。 連結部は1本の歯間ブラシで歯間清掃ができるように製作しました。

義歯装着(2015年8月)

下顎金属床部分入れ歯のクラスプをもっと歯ぐきに近い方が審美的ですが、下すぎると部分入れ歯の取り外しが難しくなるため、この位置に設定しました。

術後1年10ヶ月

歯周ポケットは全て3mm以下で安定しています。 上の写真は術後2年弱ですが、2021年2月時点で装着から5年6ヶ月経ちましたが、目立ったトラブルはありません。

金属床部分入れ歯のリスク

  • 連結クラウンにトラブルが生じたら部分入れ歯を使用できなくなる。
  • 総入れ歯と噛み合ってはいるが、顎堤吸収が進めば修理が必要になる。

レジン床総入れ歯のリスク

  • 下顎は前歯が残っているため、フラビーガムが進行する可能性がある。
  • レジンは強度が低いため、割れることがある。

治療の費用

歯冠長延長術 ¥165,000 ファイバーコア ¥16,500 連結メタルボンドクラウン ¥132,000×6 下顎金属床部分入れ歯 ¥440,000 上顎レジン床総入れ歯 保険診療

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