CASE02 重度むし歯症例

重度むし歯症例

基本情報
20代男性
初診日:2018年2月4日
主訴:入れ歯を作りたい
全身的既往歴:特記事項なし
 
患者さんの要望
・歯はできるだけ残して欲しい
・まず前歯を入れて欲しい

初診時口腔内写真

上下とも多くの歯が虫歯でボロボロになり、根だけの状態になっています。感染が顎骨まで進行している部位もあり、歯ぐきが腫れています。噛み合う歯がほとんどない状態で長期間放置しているため、歯が伸びてしまい、歯並びが上下的にガタガタになっています。

初診時パノラマ

レントゲンでは虫歯や膿んでいる部位は黒っぽく写ります。むし歯が進行し、歯冠が失われていますが、歯根が長いことがレントゲン写真から明らかになりました。

上顎前歯のレントゲン写真

左右2番と左3番は根の先が黒くなっており、細菌感染が顎骨まで進行しています。左右1番は神経まで虫歯が進行しています。右3番では神経までは虫歯が進行していない状態ですので、この歯は残すことが可能ですが、その他の前歯は一筋縄では残すことはできないことが診査より明らかとなりました。

患者様の希望である前歯を残す方法は右2番〜左3番まで根管治療を行い、①根だけの状態として歯を残し、その上に入れ歯を入れること、②歯ぐきの手術(歯冠長延長術)を行い、その後クラウンを装着することの2パターンの治療計画を提示しました。

①根管治療後に入れ歯を入れることのリスク

  • 入れ歯を作ることが難しい
  • 入れ歯を装着するため発音障害や異物感が生じる
  • 入れ歯が壊れやすくなる

②歯冠長延長術後のクラウン装着のリスク

  • 歯冠と歯根の長さの関係が悪くなり、歯が割れたり揺れたりする恐れがある
  • 外科手術が必要になる
  • 治療の期間が長くなる

これらをご説明した上で、患者様が2)を選択されたので、歯冠長延長術の計画を立てることとしました。

テックの評価

まず、虫歯を可及的に取り去り、仮歯を装着しました。仮歯は外れたり、割れたりすることがあります。特に本省令では奥歯の噛み合わせが確保されていないため、そのリスクが高くなります。

仮歯の状態で、歯の先端の位置と唇との関係性を診査します。左の写真の黒線で示したような前歯になると唇との調和が取れます。黒線と同じようになる仮歯を製作・装着し、患者様に歯の長さと大まかな形を確認してもらいます。患者様の同意が得られたため、最終形態がこのようになるための手術計画を立てることとしました。

歯冠長延長術では歯を支えている骨を部分的に切除することになりますが、計画の結果、左上2番はあまりにも根が短くなってしまうため、残すことが難しいことをご説明し、同意を得ました。

前歯の治療費用

歯冠長延長術(右上3番〜左上3番) 11万
ファイバーコア(右上1番2番、左上1番3番、右下3番) 16万5千
×5
下顎前歯部分矯正 16万5千
ジルコニアボンド(右上3番〜左上3番、右下3番) 16万5千
×7

※上記の金額は全て税抜き表示です。

歯冠長延長術

仮歯の位置で歯ぐきを切除し、歯肉を剥離して、歯槽骨を露出させました。仮歯のきわから3mm上方が骨ラインとなるように歯槽骨を削除し、その後縫合して手術は終了です。手術後は神経の残っている歯では染みることがあります。また、糸を取るまで手術した部位の歯ブラシは控え、うがい薬で汚れを洗い流すようお願いします。

術後

手術後1週間での歯ぐきの状態です。徐々に歯ぐきが盛り上がってきています。術後2週間で抜糸を行いました。術後3週間で仮歯の調整を行い、見た目の改善をはかりました。この際、歯ぐきは治り途中のため、歯を削りすぎないようにしています。

術後半年の状態です。歯茎の治癒を待つ間に下の前歯の虫歯治療と部分矯正を行い、歯並びの改善をしました。この時点でも奥歯での噛み合わせがないため、前歯の仮歯を左右とも奥へ1本ずつ延長しています。

今後の治療プラン

●上顎奥歯:サイナスリフト(両顎)¥220,000×2、インプラント(ジルコニアステイン)¥440,000×3、ポンティック¥110,000×2
●下顎奥歯:歯の移植(右下の親知らずを左下7番へ)保険適応、GBR¥110,000×3、インプラント(ジルコニアステイン)¥440,000×3、本ティック¥110,000

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