CASE24 部分入れ歯症例

アタッチメント義歯症例

現在の治療費と異なる場合がございます。最新の治療費は料金表をご確認ください。
基本情報
治療期間:6ヶ月
主訴:差し歯がとれて入れ歯が入れられない
治療内容 部分入れ歯、かぶせ物(メタルボンド)×5本
特記事項 15年ほど前に作った部分入れ歯の支えの歯が取れ、入れ歯が安定しないことを主訴に当院へいらっしゃいました。
患者さんの治療に対して二つのご希望がありました。一つ目は「見た目」、二つ目は「発音」
でした。 人前でしゃべることが多い職業をされていたため、部分入れ歯特有のバネ(クラスプ)がキラリと見えるのは避けたい、そして滑舌良く喋るために口蓋(お口の上壁)を覆いたくないとのことでした。
治療方針:これらのご希望を聞き、まずご提案したのはインプラントによる治療です。
インプラントは取り外しではありませんので、バネ(クラスプ)をかける必要もなければ、口蓋(お口の上壁)を覆うこともありません。
患者さんにインプラント治療のメリットはご理解いただけましたが、金銭的条件より部分入れ歯での治療を行うこととなりました。 見た目への対策として、金属のバネ(クラスプ)を使用せずに部分入れ歯を支えるために歯冠外アタッチメントを用いました。
歯冠外アタッチメントとはかぶせ物の脇から装置を伸ばし、その凸部が入れ歯の凹部へ入り込む装置です。 このアタッチメントの製作には精密な技工操作が求められるため、支えとなる歯の削り方・型採りの状態・アタッチメントの設置位置など、技工士との連携が欠かせません。
 

治療前後

 

治療前

見た目への対策として、金属のバネ(クラスプ)を使用せずに部分入れ歯を支えるために歯冠外アタッチメントを用いました。 歯冠外アタッチメントとはかぶせ物の脇から装置を伸ばし、その凸部が入れ歯の凹部へ入り込む装置
です。 このアタッチメントの製作には精密な技工操作が求められるため、
支えとなる歯の削り方・型採りの状態・アタッチメントの設置位置など、技工士との連携が欠かせません。 発音への対策として、部分入れ歯の左右をつなぐ金属床部の位置に配慮しました。発音には舌が重要な役割を果たしています。発音時に舌が触れる場所は、「サ行」ならここ、「カ行」ならここ、というように音によって異なります。 また、口蓋の歯の神経の分布により感覚が異なります。
感覚は前方部(前から3番目の犬歯くらいまで)では鋭く、
中間部が鈍くなり、後方部(第1大臼歯より後ろ)ではまた鋭くなります。 このことより金属床は中間部に位置させることが望ましいと言われています。  

治療後

これらの対策を講じた部分入れ歯に患者さんからはご満足いただけました。
ただし、アタッチメントを用いた部分入れ歯では歯ぐき(顎堤)の変化を見逃すと、アタッチメントが破損したり、支える歯のトラブルが生じやすいという欠点もあります。 そう言った観点からも継続的なメインテナンスが重要であることをお伝えし、半年に一度の定期検診で状態をチェックしています。装着して4年が経過しましたが、大きな変化もなく、安定した状態を維持しています。 「見た目」や「発音」といった五感に関わりの大きなものの評価は最終的に患者さんの感覚に委ねることになります。教科書的とも言える基本的なことを忠実に守り、診療を進めることが近道であることは間違いありません。  
治療費: 部分入れ歯 ¥550,000 かぶせ物(メタルボンド) ¥165,000×5本・(白金加金)¥176,000×1 アタッチメント代 ¥220,000
※価格は税込です。

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