現在の治療費と異なる場合がございます。最新の治療費は料金表をご確認ください。
| 治療前 | 治療後 | |
|---|---|---|
![]() |
治療後 | ![]() |
| 性別 | 女性 |
|---|---|
| 年齢 | 60代 |
| 全身的既往歴 | 高血圧 |
費用合計:2,420,000円
| 咬合再構成 | 110,000円 (仮歯代、入れ歯の修理代込み) |
|---|---|
| 歯冠長延長術+遊離歯肉移植術 | 110,000円 |
| インプラント | 440,000円×3 |
| GBR | 110,000円×2 |
| ファイバーコア・メタルボンド | 165,000円×4 |
| 金属床部分入れ歯 | 495,000円 |
| 根管治療・連結前装冠 | 保険診療 |
多くの歯が過去に治療をされていましたが、噛み合わせの高さが低くなり、上の前歯が前方へ倒れてしまっています。
奥歯で噛み合う場所は右側の1箇所のみとなっていました。

上顎には8年ほど前に作った金属床部分入れ歯が装着されていますが、装着してから前歯を失ったため、修理の跡が確認できました。
右側の奥歯の人工歯は外れてしまっていたため、当院で修理をしました。


下がってしまっている噛み合わせと垂直的にガタガタな歯並びを修正するための診査をしました。

適切と思われる高さで噛み合わせを記録し、器械(咬合器)に装着しました(写真上段)。
噛み合わせの記録材を外した状態です(写真中段)。右側の写真で上顎の前歯が前方に倒れてしまっていることがわかります。
ピンク色のワックスを石膏模型に盛り足して噛み合わせの診査をしました(写真下段)。
診査の結果、右側奥歯〜左側3番までは下顎に、左側4番〜6番までは上顎に材料を盛り足して噛み合わせを再構成することとしました。
診断用ワックスアップで計画した通り、それぞれの歯と人工歯にコンポジットレジン(虫歯治療で使用することのあるプラスチック)を盛り足して噛み合わせの再構成しました。
この状態で顎関節や発音に問題がないことを確認し、次のステップへと治療を進ませました。

右下6番と左上7番の抜歯を行い、歯ぐきの治りを待ってからインプラント手術を行いました。
歯ぐきの治癒期間に右下4番と左下4〜6番を仮歯に変更し、根管治療を開始しました。
また、左上1番は今後抜歯になりますが、この時点では入れ歯の支えとして利用するために根だけの状態にしました。

左下3番と比較すると4番以降は歯が上顎方向に伸び上がっていました。
歯根周囲の骨を削り、上顎から採取した歯肉を頬側に縫い付け手術を終えました。

右下は5番では骨の幅が狭く、6番では感染により骨が失われていたため、GBR法を併用しました。

インプラント手術後のレントゲン写真です。右下はGBR法を併用したため2回法を選択しました。
一方、左上は十分な骨が存在したため、1回法を選択しました。

インプラントが骨と結合してから、仮歯を装着し、噛み合わせと歯ぐきの状態が安定したことを確認しました。
その後、最終的なクラウンや部分入れ歯の製作を開始しました。

見た目に配慮し、前歯には金属が見えないような設計としました。


左上のインプラントの上部構造物は部分入れ歯のクラスプがかかるため金属を用いました。
垂直的にガタガタだった歯並びが当初の計画通りに治すことができました。
金属床部分入れ歯を装着した状態です。
前後、左右的にも安定した噛み合わせで治療を完了しました。
上顎の残っている歯を守り、そして部分入れ歯の機能を向上させるため、本症例では左上のインプラントに上部構造物を装着して、噛み合わせを確保する方針で治療を行いました。
定期的にレントゲンを撮影し、インプラント周囲での骨の変化を観察し、変化が認められた場合には早期に対応していくことが重要です。
左下6番のメタルボンドのセラミックがかけてしまいました。インプラントと噛み合う歯のため過重負担によるものだと考えられました。定期検診ごとに噛み合わせの確認は行っていたものの、確認が甘かったと反省しています。
また、咬合再構成の際に下顎前歯に盛り足したコンポジットレジンと歯の境目が目立つようになってきました。こちらはコンポジットレジンの形態修正と研磨で対応をしました。
